昨今、副業とサラリーマンを両立して収入を上げている方が増え始めています。
2019年は「副業元年」と言われていますが、この年はアサヒビール、SMBC日興證券、三菱地所、みずほフィナンシャルグループなどの大手企業が副業を解禁したのは非常に印象的でした。
少子高齢化によって今後働き盛りを迎える方の中で、「年金にはもう頼れない」という意識を強く持っている方も多いと思います。今後は本業に従事しながら副業に取り組む人が増えていくでしょう。
ただ、副業をやっていくにあたり、こんな疑問を持つのではないかと思います。

結論から言うと「十分に可能」です。
もっと言えば「これまでも十分に可能」でした。これまでも、サラリーマンをやりながらもう1つの事業を進めた方は非常に多くいます。
かくいう私もその一人で、これまで多くの副業を経験させていただき、成果を挙げてきました。
ただ、副業とサラリーマンの両立は、いくつかの「コツ」があり、それを実践することが肝要となります。
今日は、特に副業初心者の方、又は副業をやろうと考えている方向けに、そのコツを4つ紹介させていただきたいと思います。何かのお役に立てれば嬉しいです。
目次
第1のコツ: 本業で「副業をやりやすい環境」を作る
まずは本業に目を向けてみることが重要です。なぜなら、本業で「やりやすい環境」を作らないと、副業で成功を収めることは相当困難だからです。
この「やりやすい環境」を作るための具体的なアクション案は以下のとおりです。
アクション案①:まずは本業で成果を出す
まず、副業で成果を出すことを考える前に、本業で成果を出すことを第一に考えましょう。できれば「圧倒的な」成果が望ましいです。
「成果を出す」ことに関して、あまり難しく考える必要はありません。できればメインタスクにおいて成果を出せたほうが良いですが、難しいようであれば、「得意なこと」「好きなこと」で構いませんので、圧倒的な成果を出すことを目指しましょう。例えば、営業成績はなかなか挙げられないけど、資料作成が通常1日かかるところを1時間でやれてしまう、などです。
では、なぜ本業で成果を出すことが重要なのか?理由は2つあります。
理由1:「本業で何らかの成果を出すことが自信に繋がり、副業へ好影響を及ぼす」
私は20代の頃、広告会社に勤務しながら、起業支援ネットワークを創生する事業を副業として行なっていました。基本的に平日は本業、副業は土日限定でやっていました。
本業でもほぼマネージャークラスの仕事を任されていたため、成果を出すことは当たり前、という立場でした。
私はあるIT系商品の広告プロジェクトの進行管理を担当していましたが、これを成功裏に終わらせ、広告効果のフォローアップまで完璧に行い、その広告による売上UPの実現に繋げる、というのが与えられたミッションでした。
私は当時のプロジェクトメンバーにも恵まれ、幸い期待値を上回るレベルの成果を挙げることができ、担当した広告作品がある新聞社の広告大賞に選ばれ、結果的に昇進することもできました。
ここで成果を出したことが大きな自信になり、副業にも良い影響をもたらしてくれました。
本業でチームのモチベーションを担保しつつ、期限までに高いクオリティのプロダクトを納品する、というのを徹底的に鍛えられましたが、副業もチーム制で行い期限までに目標達成することを目指していたことから、本業で学んだことを直接応用することができ、こちらでも一定の成果を挙げることができました。
理由2:「成果を挙げていれば、あまり文句は言われない」
会社という組織において、基本的に一定以上の成果を挙げていれば、上司や先輩、同僚などから直接的に文句や不満を言われることは少ないです。
副業への一番の妨げとなるのが、「会社の人から文句や不満を言われ、そのストレスを抱えること」です。その状態で副業をやろうとしても、本業のことが気になって集中して取り組むことが難しくなります。
成果を出せていない状態では、当然会社の人から色々なことを言われてしまいます。従って、現時点で全く成果を出せていない方は、何とか成果を挙げて会社の人を「黙らせる」ことに集中してみましょう。
私自身も、成果を出せていない時に会社を休んで、散々文句を言われていました。風邪を引いて休んだ時も「あの件どうなってるんだ?」と何度も電話がかかってきてしまう始末。
ところが、成果を継続的に出していると、会社を休もうが早く帰ろうが、何も言われません。上司や同僚も、「あいつに任せておけばきちんと仕事が終わっている」と思うようになります。
アクション案②:効率よく仕事を終え、早く帰るキャラを確立する
日本の企業で勤務していると、ほとんどの人が非効率な働き方をしているため、遅くまで残って働いている人が未だに多くいます。仕事を早く終えたとしても、なかなか帰りづらい、周りの目がきになる、という人も多いのではないでしょうか。
しかし、全く気にする必要はありません。要求される成果を挙げてさえいれば誰かに文句を言われる筋合いはありません。
仕事の時間は全力を挙げて、圧倒的なスピードで仕事を終えることに集中しましょう。
ちなみに早く帰ることで色々文句が出たりしても、気にしないで帰りましょう。何度かそれを繰り返していくとそれが当たり前になり、「早く帰るキャラ」が定着して、そのうち誰も文句を言わなくなります。
ただし、これは成果を挙げていることが大前提です。
入社したばかりですぐに成果が出すことが難しい場合は、成果が出せるようになるまで根気強く努力を続けましょう。
私も転職先の仕事に慣れるのに時間がかかる場合は、どうしても残業が必要な時があります。
ただ、徐々に慣れていくにつれ、早く帰るようにして「キャラ」を定着させています。そのうちそれが当たり前になり、成果も出せていれば、周りが「会議は夕方までに終わらせたほうがいいですよね」と勝手に気を使ってくれるようになっていました。
アクション案③:自分がいなくても仕事が回る体制や環境をつくる
これは副業をやる・やらないに限らず、非常に大切な要素です。
仕事において最も危険なのは「その人がいないと仕事が一切回らない」という状態が存在することです。
もし誰かが倒れてしまい仕事に復帰できなくなったのであれば、代わりの人がカバーする必要があります。
自分がいなくても仕事が回る状態を作れていれば、副業が忙しくなってどうしても会社を休まなくてはならない場合でも、誰かがカバーしてくれるので誰にも文句は言われません。
では具体的にどうすれば良いのでしょうか?
常日頃から状況をチームや上司に共有する
仕事における基本中の基本ですが、状況を必ず綿密かつ詳細に上司に共有しておきましょう。
そうすることで、会社を休んでも仕事はストップせずに進行していきます。
反対に、上司への報告を怠ってしまうと、上司自身もどう対応したら良いか分からなくなり、確実に進捗に影響が出ますし、休みの時も電話がかかってきてしまうような状況も考えられます。
どんなに付き合いにくい上司であろうと、報告業務だけはしっかりやっておきましょう。
もし逐一報告することが面倒なら、チーム内でタスク一元管理ツール(例:Wrike)などを使うこともオススメです。
自分と似たような存在をチームメンバーとして加えておく
こちらは人事裁量権がないとなかなか難しいですが、自分と同等のスキルや経験値を持った人がチームにいるとベストです。
そうすれば、ご自身がいない時も、その方がカバーしてくれるので、仕事が回っていきます。
中小企業にお勤めの方は人的リソースが限られていて、なかなかこれを実現するのは難しいかもしれません。
ただ、会社員でいる限り、ご自身が何かあった時にカバーするのは、上司や会社が責任を持ってやるべきです。
なので、上記の通り、普段から上司への報告はきちんとしておきましょう。
社内外でネットワークをつくり、普段から仕事を誰かに振るクセをつける
タスクの中で本当に重要なのは、全タスクのうち20%程度と言われています。
仕事で成果が出せない人がやってしまいがちなのが、全タスクが重要でそこに全力投球してしまうパターンです。
そのスタイルで仕事に取りかかると、苦手なことにも時間を割いて非効率ですし、本当に重要なことに時間が割けなくなり、成果が上がりにくくなります。
誰に何を言われようと、本当に重要なタスクに集中するようにしましょう。
そして、重要でないタスクは、自分よりも得意な人に任せるようにしましょう。
まずは社内でそういった仕事をお願いできる人がいるかどうか、探してみましょう。
もし社内で見つからない場合は、クラウドソーシングを利用するのがオススメです。
最近はクラウドソーシング(例:ランサーズ、クラウドワークスなど)も一般化されてきて、クラウドワークスなどは2018年に登録者数が200万人を突破しています。
クラウドソーシングでは、高スキルを持った人材が安価で仕事を受けてくれます。
事務作業が苦手で、そこに時間をかけたくない、という場合は、Excel作成やデータまとめなどを中心に、クラウドソーシングで仕事を振るのがオススメです。
このように、社内外でネットワークをしっかりと広げ、自分にとって重要でない又は苦手な作業は、それが得意な人にどんどん振って自分の時間をしっかり確保しましょう。
第2のコツ:本業や副業で成果をあげるために、「自己コンディショニング」を行う
次のステップは、「自己コンディショニング」です。
本業と副業の両方をやるにあたって、最も基礎的かつ重要な要素です。
これは「自己管理」とは少し意味合いが異なります。
「自己管理」というワードは、どちらかと言うと「欲を抑えて自己統制する」という、ストイックな印象があると思います。
これに対し「自己コンディショニング」は、「いつでも最良のパフォーマンスが出せるよう、コンディショニングを整えておく」ことを意味します。
アスリートの世界でも、最近は「自己管理」よりも「コンディショニング」に重きを置くようになっており、必ずしもストイックな準備をすることがベストとは限らない、と言われています。
水泳でオリンピックメダルの通算獲得数28個、金メダルの通算獲得数23個となり歴代1位の記録を持つマイケル・フェルプス氏(米国)は、なぜそれだけの実績が挙げられたのか、というメディアの問いに対して、こう答えています。

ストイックなトレーニングばかりをしていると思いきや、意外とシンプルな考え方で、私も初めてこれを聞いた時は驚きました。
仕事内容にもよりますが、本業だけでも心身への負荷やストレスが一定量存在します。ここに副業が入ってくると、負荷やストレスの度合いが増してくることになります。
コンディショニングがしっかりできていないと、体調を崩したり精神的に辛くなってしまいやすく、継続が難しくなります。
私自身も、本業と副業の負荷やストレスをうまくコントロールできず、無理をしすぎて心身のバランスを何度も崩していました。
しかしこの「自己コンディショニング」を行なったことで、今はうまく事をこなせています。
では、どのように自己コンディショニングをすれば良いのでしょうか?具体的なアクション案をご紹介します。
アクション案①:睡眠をしっかりとる
この記事をご覧いただいている方は、睡眠の重要性を把握していらっしゃるかと思うので、あまり多くは触れません。
私が新卒で博報堂に入った頃は、「寝ないで仕事をする奴が神」という、いつの時代の話だ?とツッコミたくなるような文化が蔓延していました。
博報堂では幾度となく徹夜でプレゼン準備をし、翌日プレゼンをし、それが終わっても次の仕事に向けて夜中まで仕事、という状況が繰り返しありました。
あまりに疲労がたまりすぎて、ある日に左腕や足腰が痺れて動かなくなり、帰りの電車の座席から起き上がれず、そのまま病院に直行したこともありました。
この時にかかった医者には「睡眠を取らないと早死にするよ」とハッキリ言われ、それ以来きちんと睡眠をとるようにしました。
言うまでもありませんが、睡眠不足の主なリスクは以下の通りです。
- 心臓病やガン、糖尿病のリスク増加
- 精神状態が不安定になる
- ストレスが解消されなかったり、疲労が取れない
- 集中力、判断力の低下
- ミスや事故を起こしやすくなる
なぜ睡眠のことに触れているかと言うと、本業と副業の両方をやる方で、睡眠時間を削る人が今も多く存在するので、警鐘を鳴らしたい次第です。
最低でも1日7時間は寝るようにしましょう。6時間台だと集中力が落ちやすく、5時間台だと明らかにパフォーマンスに影響が出て、5時間未満だと完全に寝不足状態で免疫力が相当落ち、体調を崩しやすい危険な状態と言われています。
アクション案②:「免疫力向上」をテーマに、食生活に気をつける
私は20代〜30代で何度も体調を崩し精神疾患まで経験した苦い経験から、食生活については人一倍気を使っており、これまで相当勉強し実践してきました。
食事の重要性について触れ出すと止まらなくなるため、重要なポイントだけ記しておきます。
まず重要なのは、「世界の人口の80%以上が、WHOが指定する『健康に生きるために必要な栄養水準』を満たす食生活を送っていない」という事実です。
ここには日本人の大半も含まれています。
日本食は世界的に見れば健康的と言われていますが、実は日本で採れる野菜の栄養素は下がっており、50年前と比較すると野菜や果物から摂れるビタミンやミネラルは数分の1に減少しています。
また、食生活の欧米化が進み、脂質や炭水化物の摂取量が年々増えており、昨今は特に炭水化物の摂りすぎが指摘され始めています。
これにより、免疫力がだんだん下がってきており、50年前の青少年の体温と比較すると現代の若者の体温は低くなっていると言われています。
免疫力が下がると体調を崩しやすくなり、ベストパフォーマンスを引く出すことができません。
よって、免疫力をしっかり保つべく、以下のような食生活がオススメです。
- 炭水化物を摂りすぎない。もし摂る場合は、白いもの(白米やうどんなど)ではなく色付きのもの(玄米や八割以上のそばなど)のみに。
- 野菜やきのこ類を多めに摂る。足りない分は植物由来のサプリメントなどで補う。
- 植物性たんぱく質を豊富に摂る。大豆や麦など。
- 発酵食品を多めに摂る。納豆や味噌など。
アクション案③:運動を定期的に行う
運動の重要性についてはもうお分かりの方も多いかと思いますが、仕事ばかりに集中していると、つい運動も疎かになってしまいがちです。
運動といっても週に2-3回、1回あたり30分で十分です。
私は有酸素運動15-20分、筋トレを10-15分で済ませています。逆に言うとそれ以上の時間をかけないようにしています。
運動を定期的に行う時期と、そうでない時期とでは、仕事のパフォーマンスも明らかに違いますし、どんなに忙しくても「わざわざ」運動する時間を作るようにしています。
運動を定期的に行う人は相対的に免疫力が高く、またストレスを溜めにくい、ということも研究で立証されています。
ぜひ運動は定期的に行いましょう。
第3のコツ:時間を極限にまで管理して作業時間を増やす
本業をやりながら副業を行う時に最も重要なのが、副業を行うための時間の確保です。
副業で成果を出すためには、当然のことながら時間とエネルギーを費やすコミットメントが重要になります。
副業の種類にもよりますが、最近はそこまで多額の資本金が無くとも副業をスタートさせることが可能です。
少額で副業をスタートできるということは、ある意味「諦めやすい状況」とも言えます。数百万かけて事業をスタートさせるのと、数万でスタートさせるのとでは、当然後者のほうが「ま、いいか」という気持ちになります。
その場合、お金を投資するのではなく、自分の時間とエネルギーを投資することになるので、時間の確保ができなければ、スタートラインにすら立てないことになります。
本業で成果を出しながら副業を行うということは、並大抵のことではありません。また、本業で忙しくなると、副業になかなか時間を取らない状態になりがちです。
従って、ご自身の中で、どれだけの時間を確保するか、必ずコミットして、それを愚直に守ることや、確保した時間は副業のみに集中することが重要です。
では、その時間はどのように確保すれば良いのでしょうか?以下アクション案をご紹介します。
アクション案①:仕事に使う時間を削り、副業に使う時間を増やす
大抵の方は平日朝〜夕方か夜にお仕事、土日がお休み、という方が多いかと思いますので、そのケースを例にとってお話しします。
平日はだいたい朝9時ごろ出社して、夜に退社する、という方が多いと思います。業種にもよりますが、定時に近い時間で退社している方もいれば、遅くまで残業している方も多いと思います。
私の例で恐縮ですが、平日はどんなことがあっても必ず最低平均1時間の副業のための作業時間を設けるようにしていました。副業の業種にもよりますが、最低でもそれくらいの時間が取れないと、なかなか成果に繋がりにくいと思います。
「平均」というのは、本業の状況によってどうしても副業の作業時間が取れないこともあると思います。
その場合は、例えば月曜と火曜がどうしても本業で忙しいけど、水曜と木曜に時間が取れるなら、水曜に2時間、木曜に2時間、金曜に1時間の作業時間がとれれば、その週の平日の作業時間合計5時間、つまり1日平均1時間は確保できたことになります。
前に述べたように、本業で成果を出すことがとても大切です。しかし、最初は成果が出ていないとしても、1日平均1時間の作業時間は取れるはずです。
例えば夕食の時間を少し短くする、今までネットや動画ばかり見ていた無駄な時間を削る、これだけでも1時間の作業時間は確保できます。
ちなみに本業がある日に平均1時間の時間を確保できれば、月に約丸1日分(24時間)の時間を、年間で約12日分の時間を確保できます。
また、仕事で成果が出せるようになり時間のコントロールもできるようになれば、作業時間を増やすこともできるはずです。
本業の業種によっては、更に時間が取れるかもしれません。
私は時間のコントロールができるようになってからは、本業70%、副業30%くらいの割合になっていました。そのおかげで副業もどんどん成長し、手取りで月収100万円を超えるようになっていました。
アクション案②:休日の使い方
副業で成果を出せるかどうかは、休日の使い方で全て左右されると言っても過言ではありません。
これまで、あなたは休日をどう過ごしてきましたか?
ほとんどの方が、「友達や恋人と出かける」「家事をする」「趣味をやる」などに時間を費やしていると思います。
しかし、これらの時間は、生産性のある時間と言えるでしょうか?
副業でもし本気で成果を出したいのであれば、この休日の時間は全て副業に費やすくらいのコミットメントが重要となります。
目安として、最低でも6時間程度は費やすのがオススメです。業種や目標によってはそれ以上費やしたほうが良いこともあります。
休日に6時間の時間が取れれば、1ヶ月に48時間=丸2日分の時間が取れます。前述の本業のある日に確保できる丸1日分と合わせると、1ヶ月に丸3日分、約72時間の時間を確保できることになります。
副業においては、業種にもよりますが、成果が出始めるまでに、私の実感ではおよそ300-400時間がかかると思っています。
つまり、5-6ヶ月間地道にこの時間を確保し続けていけば、成果が出せるようになる、ということになります。
もし5-6ヶ月の間、しっかりと副業に時間をかけていくことで人生に良い変化をもたらすことができるのなら、その時間をかけてみたい、と思いませんか?
私は副業において起業を目指す方や起業に興味がある方と直接会う必要がありました。従って、土日の時間は全てアポイントメントや、メンターの方との打ち合わせなどの予定で埋め尽くされていた状態でした。多い時は1日7件のアポイントメントを入れ、朝8時〜深夜1時頃までびっしり予定が埋まっていました。
もし何かご自身の中で理想や目標を持ち、それを副業を通じて実現したい、ということでしたら、非生産的なことに費やしてきた時間を、全て生産性のあること(つまり副業)に費やすことが重要です。
この「休日の使い方」で、理想の人生を実現できるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
アクション案③:仕事の移動時間や隙間時間に副業を行う
最近はスマホ1つで副業が行える時代です。
本業では、必ず移動時間や隙間時間(待ち時間など)が生まれます。
例えば通勤で往復1時間、仕事中でも30分程度の時間があれば、その全てをかけることができなくても、部分部分で暇な時間が出てきます。
この時間を積み重ねていくと、結構な時間になります。
ちなみに1つオススメがあるとすれば、仕事で誰かとのアポがある時、近隣にカフェがあると良いと思います。なぜなら、もし早く到着したり、相手の都合で待たされる時は、そこで副業に取り組むことができたりもするからです。
この移動時間や隙間時間を前述の時間に追加できれば、更に早い段階で成果が出る可能性が高まります。
第4のコツ:協力者や理解者を増やす
最後のコツは、副業実施への協力者や理解者を増やすことです。
本業をやりながら副業をやり、尚且つ自分の身の回りのこともケアする、というのは、相当な努力が必要ですし、いっぱいいっぱいの状況になりがちです。
ご自身の負担を少しでも減らすべく、ご自身でなくてもできることは極力他の方に任せましょう。
アクション案①:自分の身の回りのことをやってくれる人を探す(配偶者、家族、家事手伝いなど)
例えば身の回りのことについてですが、家事まわりについてはご自身でなくてもできるはずです。
既にご結婚されている方で、配偶者がご理解のある方でしたら、配偶者の方に任せるのが一番安心かと思います。
もし配偶者の方もお仕事をされていたり、独身の方でしたら、家事手伝いのサービスを使うのも1つです。最近は首都圏でも家事代行サービスが比較的安価で利用できたりしますし(Cazyなど)、地域でのクラシファイドサービス(ジモティーなど)で家事手伝いの方を募集することもできます。
アクション案②:プライベートで「理解者」をつくる
これについては、「できれば」で良いかと思います。
というのも、プライベートで良き理解者を作れるかどうかは、ご自身がコントロールできない範疇になってくるからです。
かくいう私は、副業をやるにあたって、理解を示してくれていた方とそうでない方がいました。印象としては後者のほうが多かったように思えます。
副業を開始した当時はバンド仲間と一緒に音楽をやっていましたが、副業をスタートした当時は、そのバンド仲間から色々言われました。また、当時の飲み仲間からも色々言われました。
また当時お付き合いをしていた女性からは別れ話を突きつけられてしまいました。
それでも、本業と副業で徐々に成果があがってくると、周囲から応援してくれる方が出てくるようになりました。
同時に、似たような価値観を持った仲間との出会いも増えてきます。
理解者が増えてくると、モチベーションも上がってきます。なので、最終的には理解者をつくり、本業と副業の両方に集中しやすい環境を作れるようにしていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?まとめると、以下のようになります。